第11章 運営規則の改正
2011年10月13日 15時07分 [広報委員会]第1条 ① 本運営規則の改正は、幹事会の議を経て、役員会の議決による。
② 運営規則の改正は、総会に報告されなければならない。
日本フランス語フランス文学会は、フランス語学・文学研究者や愛好者約925名の会員を擁する学術団体で、日本におけるフランス語・フランス文学研究の進歩発展とその普及のために1962年に設立されました。全国大会を年2回開催しています。刊行物には、大会での研究成果からなる『フランス語フランス文学研究』、フランス語による学術研究誌LITTERA等があります。また6つの支部では、支部大会の開催や支部機関誌の刊行などの活動を行っています。
入会をご希望の方は、入会案内のページをご覧ください。
日本フランス語フランス文学会は、1946年に設立された「フランス文学会」と、1951年に設立された「フランス語学会」が合併して、1962年に設立されました。以後60年間に亘り、日本におけるフランス語学、言語学、文学、思想研究に携わる研究者たちが集う中心的な学術機関として機能してきました。具体的な活動としては、年に2回、春と秋に開催される全国大会、7つの支部における支部大会、学会誌(全国誌および支部会誌)の発行、フランス語スタージュの実施などがあります。全国大会と支部大会においては、会員の個別研究発表だけでなく、国内外の研究者による講演会、ワークショップ、さらにはビデオセッションによる研究発表など、多様なプログラムが展開します。
本学会は「日本フランス語フランス文学会」という名称ですが、会員の専門分野は文学、語学、思想、文化史など多岐に亘ります。また狭義のフランスだけでなく、広くフランス語圏(ベルギー、スイス、アフリカ諸国、カリブ海地域、ケベック)の文学・思想を研究している会員もかなりの数に上ります。研究領域の多様化と越境は喜ばしい現象であり、今後も続いていくことでしょう。
研究のさらなる進展のためには、会員同士の学術的交流が重要なことは言うまでもありませんが、今後は他の学会との積極的な交流、協力も必要になってくるでしょう。個別の学会はえてして閉鎖的な印象を世間に持たれがちですが、できる限り外部に開かれた学会であることが望ましいのです。フランスを対象とする学会は、日本に少なからず存在します。それらの学会と連携しながらシンポジウムなどを企画することができれば、会員の研究の向上にも繋がるはずです。
世界的な風潮ですが、人文学研究は近年ますます、その存在意義と価値を外部に向けて説明することを求められています。本学会としても、機会を捉えて、進んでその責務を果たしていかなければなりません。というのも、一方で、グローバル化という名の下に、英語と英語文化圏への過度な傾斜が見られますし、他方で、研究や教育の場で学問の対象と方法論の多様化が進み、少なくとも日本においてヨーロッパ文化がかつてほどの威光を放っていないことは認めざるをえないからです。そうした状況のなかで、論文、著書、翻訳をつうじてフランス語圏文化の価値を広く日本社会に知らしめることは、学会員の重要な役割の一つだと考えます。
本学会は、講演、研究集会、シンポジウムをつうじて世界各国の研究者との国際交流も図ってきました。多くの学会員がそのような人的繋がりを有し、国際的な舞台で活躍し、本学会の活動を支えてきたからです。今後もこうした活動を継続していく予定ですので、会員の皆さまの協力とイニシアティヴを強く期待します。
本学会は、会員同士の切磋琢磨の場、研究・教育上の情報交換および交流・親睦のための貴重な場として、長年有効に機能してきました。また、大学院生や若手研究者にたいしては、研究発表の機会を提供してきました。誰にでも開かれた自由な組織です。本学会の活動が今後も円滑に継続するためには、会員の皆さまの積極的な参加と発案が不可欠です。時代と社会の変化に伴って、学会のあり方も変わっていくべきでしょう。先例に囚われず、必要に応じて新たな方向性を果敢に打ち出しながら本学会がさらに発展していくために、会員の皆さまの貢献を切にお願いする次第です。
2021年8月1日
小倉 孝誠
第1条 ① 本運営規則の改正は、幹事会の議を経て、役員会の議決による。
② 運営規則の改正は、総会に報告されなければならない。
学会誌「フランス語フランス文学研究」の編集・刊行をしています。
委員長 熊谷 謙介 委員会内規
学術交流の企画・調整を行います。
委員長 進藤 久乃 委員会内規
フランス語教育の問題について検討しています。
委員長 加藤 美季子 委員会内規
フランス語教育実状調査報告書.pdf
フランス語・フランス文学研究の資料を調査し、Cahierの編纂をしています。
委員長 和田 光昌 委員会内規
会報の発行およびホームページの運営をしています。
委員長 下村 武 委員会内規
本会運営上の疑義について審議・検討する総会諮問機関です。
世話人 山田 広昭 委員会内規
答申
1973 会員の権利と会の運営について、フランス語教育について、各種委員会への要望等
1983 「各種委員会委員の交代」に関する答申
1986 資料調査委員会の改組に関する答申
1987 フランス語教育研究協会との連絡調整に関する答申
1988 全国大会における分科会のあり方に関する答申
1989 全国大会における分科会発表と学会誌掲載に関する答申
2002 I スタージュ運営委員会に関する件、II 語学教育委員会に関する件
日本フランス語フランス文学会
ハラスメント防止のためのガイドライン
l ハラスメント防止宣言
日本フランス語フランス文学会は、すべての会員が個人としての人格や尊厳を尊重され、自由で主体的な研究活動を遂行することなしに学術の発展はなされえないとの考えに基づき、これを妨げるあらゆるハラスメントに反対します。
ハラスメントは、国籍、性別、社会的立場、年齢、民族、性的指向、身体的特徴など、個人の人格にかかわることがらについて他人に不快感や不利益を与え、また自らの立場や職権などを用いて、他人の自由や権利を脅かす振る舞いや言動をひろく指します。
日本フランス語フランス文学会は、セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメントをはじめとするハラスメント全般の防止のための啓発活動を行い、またそうした行為が発生した場合には適切な手続きにのっとって相談・調整にあたることでその再発を防ぎ、学会を自由闊達かつ平等な言論の場とすることを宣言します。
l ハラスメントの定義と形態
1.セクシュアル・ハラスメントとは性的な言動、または性別や性的指向を理由とする差別的な言動によって、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけることを指します。学会活動においては次のような行為があてはまる可能性があります。
・身体的な特徴や容姿をとらえて性的な観点からからかう。
・個人の性的指向や性別自認に関して侮蔑的な発言をする。
・大会の行事や委員会などで性別役割分業を前提とした発言や要求をする。
・学会の業務に関連して、性的な嫌悪感を引き起こすような電話や手紙、メール等を発信、送付する。
・必要のない身体的な接触や接近をする。
・教育・研究上の指導や評価により相手に利益・不利益を与えうる立場にある者が、相手の意に反して性的な働きかけをする。
2.パワー・ハラスメントとは、研究・職務上優位な立場にある者がその力関係を濫用して個人の研究環境を悪化させたり、精神的な苦痛を与えたりすることを指します。学会活動においては次のような行為があてはまる可能性があります。
・相手の望まない役職を強要したり、正当な理由なく着任を妨害したりする。
・学会の業務に関連して、本来の業務には含まれない仕事の分担を命じたり、過大な量の仕事を課したりする。
・学会内での業務の遂行において必要な情報を意図的に伝えない。
3.アカデミック・ハラスメントとは、教育・研究面で優位な立場にある者が、適切な範囲を超えた言動や指導によって個人の研究環境を悪化させることを指します。学会活動においては次のような行為があてはまる可能性があります。
・優位な立場にある者が、不当に他の者の研究発表の機会を制限したり、必要な経費の支出を認めなかったりする。
・自身の学会での研究活動への参加や協力を強要し、相手に精神的な苦痛を与える。
・業績や論文を評価する立場にある者が、正当な理由なく差別的な評価を与えたり、学会に関連する賞への推薦を妨げたりする。
・特定の個人の業績や論文について、他人の前で意図的に貶めるような発言をする。
l ガイドラインの適用範囲
このガイドラインは以下のような学会(本会・支部)の管理下において行われる活動*に限り、原則として会員同士の間に生じたハラスメントについて適用しますが、会員と会員以外の人や組織との間で生じたハラスメントについても準用します。なお、ガイドライン発効以前の案件についての遡及適用は行いません。
*全国大会(春季大会・秋季大会)ならびに支部大会開催にかかわる活動(研究発表会、懇親会、総会、ワークショップ、シンポジウム、講演会等)。事務局、委員会、常任幹事会、幹事会、役員会の活動。
2025年6月1日制定
組織図(PDFファイル)
2025年度役員
会長 | 澤田 直 |
副会長(A地域) | 永井 敦子 |
副会長(B地域) | 久保 昭博 |
支部長 | |
北海道・東北支部 | 寺本 成彦 |
関東支部 | 鈴木 雅雄 |
中部支部 | 重見 晋也 |
関西支部 | 友谷 知己 |
中国・四国支部 | 大場 静枝 |
九州支部 | 高木 信宏 |
学会のあり方検討委員会 世話人 | 山田 広昭 |
監査 |
石井 真奈 |
常任幹事会 | |
幹事長 | 真野 倫平 |
総務 | 杉本 圭子 |
常任幹事 | |
庶務・広報 | 鎌田 隆行 |
会計 | 大木 勲 |
大会 | 金澤 忠信 |
スタージュ | 吹田 映子 |
支部代表幹事 | |
北海道・東北支部 | 翠川 博之 |
関東支部 | 中山 慎太郎 |
中部支部 | 玉田 敦子 |
関西支部 | 中畑 寛之 |
中国・四国支部 | 杉浦 順子 |
九州支部 | 倉方 健作 |
委員長 | |
学会誌編集委員会 | 熊谷 謙介 |
渉外委員会 | 進藤 久乃 |
語学教育委員会 | 加藤 美季子 |
研究情報委員会 | 和田 光昌 |
広報委員会 | 下村 武 |
本会には6つの支部があり、会員は必ずいずれかの支部に所属します。
居住地と勤務地が2つの支部にまたがる場合は、いずれかの支部を選択できます。
支部大会や支部論集刊行などの活動をしています。
★メニューの各支部名をクリックで各支部のページが開きます
各支部のページでは各支部会論叢のアーカイブにアクセスして、PDFファイルで論文をご覧いただくことができます。