2026年9月29日 18時08分
[広報委員会]
イベント
(公財)日仏会館では、下記のイベントを開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
「カリブ海言説の射程――フランス語圏文学の《現在》と照らし合わせて」
【講師】恒川邦夫(一橋大学名誉教授) 【司会】塚本昌則((公財)日仏会館、東京大学名誉教授)
日時: 2026年11月11日(水) 18:00 - 20:00 場所:日仏会館ホール(恵比寿) 参加費:一般1,000円、日仏会館会員/学生 無料(要参加登録)
▼詳細・お申し込みはこちら https://fmfj-20261111.peatix.com/
ベルリンの壁崩壊後の世界に対して、マルチニックの若い世代(シャモワゾー、コンフィアン、ベルナベ)が人種や文化の混成(混淆)を称揚したマニフェスト『クレオール性礼賛』は強いインパクトを与えました。ただし日本では、「クレオール」は北のアイヌから南の琉球まで、日本社会に存在するさまざまな人種や地域の問題にからめて受容されました。そのためマニフェストの書き手たちが住むカリブ海の《言説》に関わる歴史問題――奴隷貿易や植民地主義――に正面から向き合うような形では受容されませんでした。
論者が初めてカリブ海の仏領の島々を訪れたのは1996年のことです。エメ・セゼールは83才、エドゥアール・グリッサンも68才になっていました。セゼールは自らの全集の刊行も終わり、フォール・ド・フランス市長の最後の任期をつとめながら、生きたレジェンドとなっていました。グリッサンもコロンブスによる新世界発見の年から数えて五百年の節目の年にあたる1992年に、隣島セントルシアの英語表現の詩人・劇作家デレック・ウォルコットとノーベル文学賞を争って、僅差で敗れています。しかしマニフェストを書いた若い作家たちはグリッサンを彼らの言説の支柱と仰いでいたため、彼らへの注目はグリッサン思想への関心の深まりとなり、グリッサン自身も若き弟子たちとの差別化をはかろうとして、残された人生を特異な《全-世界論》の構築に傾注しました。
しかしセゼールもグリッサンも世を去った現在、あらためて、カリブ海世界を発信源とするフランス語圏文学とは何であったのかと問うと、そこにはあらためて根深い植民地問題が横たわっていることがわかります。それはかつて「セゼールが死んだら、アフリカが慟哭するだろう」と言われたことを想起させる事態でもあります。2024年にエメ・セゼールの生誕111年記念シンポジウムがフォール・ド・フランス(マルチニック)のリセ・シェルシェールで開かれました。論者はそこに招かれた一人ですが、当シンポジウムはセゼールやグリッサンが遺したカリブ海言説の射程を、仏語圏文学(とくに仏語表現黒人アフリカ文学)の《現在》に照らし合わせ、あらためて測定する機会となりました。講演会では、この時に感じたカリブ海言説の現在についてご報告いたします。
2026年9月28日 20時09分
[広報委員会]
募集
2026年9月21日 18時34分
[広報委員会]
イベント
借りたら返す――それは社会を生きるための当たり前のル ールに思える。だが、すべての借りが清算され、すべての 関係が貸し借りの帳尻で測られるとき、わたしとあなたの あいだには何が残るのか。本イベントでは、『返さない借 りつながる贈与――資本主義を克服する、新しい共同性』 を刊行した現代思想家・岩野卓司と、アフリカの商いやイ ンフォーマルセクターを研究する文化人類学者・小川さや かが負債と贈与について語り合い、思想と人類学の交点か ら、資本主義の先にある共同性を考える。
負債と贈与_ポスター.pdf
イベント
イベント
肉体と人体のあわいー土方・ドゥルーズ・デリダ 2026年10月30日(金)18-20時 東京都立大学(南大沢)7号館1階スタジオ101 https://yujinishiyama.com 演出:清水信臣 振付:日野昼子 出演:熊本賢治郎、日野昼子、森澤友一朗 朗読・討論:西山雄二、黒木秀房、清水さやか 東京都立大学「「あわい」の比較文化研究・リサーチコア」 ※入場無料・事前登録不要
202610解体社.png
2026年8月13日 20時33分
[広報委員会]
イベント
東京大学にて以下のとおり研究会を開催いたします。
・「哲学・文学・性差:フランス啓蒙の系譜学」研究会
15:00-15:40 王寺賢太(東京大学人文社会系研究科)「モンテスキュー、「嫉妬の歴史」から『ペルシャ人の手紙』へ:文学は何を考えるか」
15:40-16:20 菅原百合絵(京都大学人文科学研究所)「リベルタン小説は「両性の戦争」の舞台なのか」
16:20-17:00 森元庸介(東京大学総合文化研究科)「マリヴォーの『マリアンヌ』とランジェリーの決疑論:さらにいくらかの考察」
17:15-17:55 川村文重(慶應義塾大学文学部)「自らの巣の震えを聴く蜘蛛——性差というプリズムから見るディドロ『ダランベールの夢』における唯物論的エクリチュール」
17:55-18:35 クリストフ・マルタン(ソルボンヌ大学文学部)「“J. E.”——ルソーとジュリーの声」
18:35-18:55 全体討論
日時:9月17日(木曜日)15:00〜19:00
形式:ハイブリッド開催
場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館214号室/オンライン(要事前予約)https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/Wr1PeOivRQKzasVikHosBA
使用言語:フランス語での口頭発表/日本語での講演原稿、またはレジュメ配布
研究会概要:18世紀フランスで「哲学者」はさかんに文芸の諸ジャンルで著作を発表した。その文芸ジャンルで最大の主題の一つは「性差」にあった。本研究会では、モンテスキュー、マリヴォー、ディドロ、ルソー、そしてリベルタン小説などについての日仏5名の研究者の発表を通して、「性差」の問題を焦点に18世紀の哲学と文学の交錯とその展開を再考する。
みなさま奮ってご参加ください。20260917 Philosophie, Littérature et Différence sexuelle DEF.pdf
2026年8月13日 20時31分
[広報委員会]
イベント
東京大学にクリストフ・マルタン先生(ソルボンヌ大学教授)をお招きし、以下のとおり講演会を開催いたします。
・クリストフ・マルタン教授(ソルボンヌ大学文学部)講演会「〈可能性の地平において現実を見ること〉—— ルソー、あるいは妨げられた可能性の思考」
日時:9月9日(水曜日)17:00〜18:30
形式:対面開催
場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館214号室
使用言語:フランス語
セミナー概要:フランスの18世紀文学研究をリードする、クリストフ・マルタン教授のルソーの思想についての講演会。可能なものを現に存在するものへと還元することを拒む姿勢にルソーの原理的な立場を認め、この立場が一体何を含意するのか、そしてルソーのさまざまな著作においてどのようなあらわれを見せるかを検討する。
みなさま奮ってご参加ください。20260909 150th HMC Open Seminar.pdf
2026年8月10日 22時33分
[広報委員会]
イベント
東京外国語大学では、下記のシンポジウムを開催致します。皆さまのご参加をお待ちしております。
日時:2026年9月12日(土)10:00-16:30
会場:東京外国語大学府中キャンパス 留学生日本語教育センター1階「さくらホール」
参加無料、事前登録不要、対面のみ
内容:フランス文学と美術をめぐるシンポジウムはしばしば開催されてきましたが、論点が多様化してしまい、焦点が絞りにくくなる傾向がありました。
そこで、本シンポジウムでは、フランス文学者たちに最も論じられてきたエドゥアール・マネを改めて対象として取り上げ、各文学者の執筆した「マネに関する美術批評」を発表の中心に据えて、その「批評」的言説に関して新たな解釈を提示することに焦点を絞ることにしました。
マネをめぐる6つのケース(今回は19世紀篇です)をそれぞれ再検討することで、これまでになかった新たなマネ像を取り出すことを目指します。
〈プログラム〉
10:00-12:00 午前の部
「影響力のある批評家」の肖像―テオフィール・ゴーティエのマネ評価とその変容
井口俊(東京外国語大学)
すべてを見て、すべてを描く―ゾラのテクストにおける「外光」の反映
福田美雪(青山学院大学)
関係論的レアリスム―デュランティのマネ論(仮題)
實谷総一郎(東京大学)
13:00-16:30 午後の部
屹立しない男性のポートレート―マネ、カイユボット、マラルメ
熊谷謙介(神奈川大学)
自然主義文学と「印象派」美術の結節点としての娼婦表象——ユイスマンスとマネ——
安達孝信(中央大学)
色斑から面(パン)へ―プルーストのゾラ批判と《ミス・サクリパン》
荒原邦博(東京外国語大学)
全体討議
主催:東京外国語大学 言語文化学部フランス語専攻
共催:東京外国語大学 総合文化研究所
:科学研究費助成事業 若手研究「エドゥアール・マネによる共和主義者たちの肖像―制作、
展示、受容の相互作用」(26K15859)
お問い合わせ先:井口俊(東京外国語大学)iguchi@tufs.ac.jp 「フランス文学とマネ」ポスター.pdf
クラシック・ガルニエ社の研究誌The Balzac Review/Revue Balzacの第11号(2028年刊行予定)は特集Denouements(J. Alliet, A. Del Lungo責任編集)を予定しています。投稿希望の方は添付の投稿案内(仏語版および英語版あり)に沿って所定の連絡先にご連絡ください。
The Balzac Review/Revue Balzac編集部
鎌田隆行Appel-Call n° 11-2028.pdf
2026年7月31日 22時54分
[広報委員会]
その他