学会誌編集委員会は、分科会発表を聴取して論文提出の可否の判断を下すこと、および、提出された論文から優れたものを選んで学会誌を編集することを任務とする。この任務を次のように実行する。
この要項は2006年春の大会から実施する。

１．分科会発表の聴取について

1)　委員長は全編集委員に対し、大会への出欠を事前に問いあわせる。
2)　委員は、原則として自分の担当部会に出席し、聴取を行なう。編集委員が発表の司会者を兼ねることは望ましくない。
3)　担当部会以外の発表の聴取を希望する委員は、あらかじめ変更理由を付して希望を委員長に提出する。
4)　委員長は、各委員の出欠状況・変更希望・分科会の編成などを考慮したうえで、出席委員数に著しい不均衡が生じないように調整し、原則として３名以上の委員を配置する。委員長は必要に応じて、出席・聴取する分科会の変更を委員に要請することができる。
5)　発表を聴取した委員および分科会司会者は、論文として提出するにふさわしい内容であるかどうかの判断を、書面により発表終了後すみやかに委員会に提出する。
6)　この書面で委員および司会者は、それぞれの発表に対して５点法で評点を与え、必要に応じてコメントを加える。評点に小数点以下は付けないものとし、その基準は委員会で設定する。
7)　委員会は上記評点の単純平均が3点以上の発表者に、論文の提出資格を認め、発表者全員にこの結果を通知する。
8)　大会発表の「要旨」は、発表が行われた大会から編集を開始する号に、論文として掲載されたものを除き、原則として発表者全員分を掲載する。

２．掲載論文の選考について

1)　委員会は論文提出の許可を与えた発表者に対して、原則として発表から４ヶ月経過後に論文提出を求め、編集委員の査読による選考を実施する。掲載論文の決定は査読結果の集計に基づき、必要に応じて臨時の編集委員会を招集して行う。
2)　提出できる論文は、フランス語論文または日本語論文のいずれかとし、両部門に同時に応募することはできない。論文形態の詳細は「投稿要領」に定める。
3)　委員会は提出が予定されている論文に対し、分科会発表時に聴取した委員を中心に、担当部会の意見に基づき、査読担当者を決定しておく。査読は３名の委員が担当する。
4)　査読を担当する委員は、提出された論文を審査し、選考の行われる委員会に先立つ締め切り期日までに、その評価報告を学会事務局を通じて委員長に提出する。この報告は書面により、評点と概評の形で行う。論文内容が、学会発表内容と著しく相違する場合、またすでに他の活字媒体で公表されているものと大きく重複すると判断する場合は、委員は評点を保留し、概評においてその趣旨を説明することができる。
5)　論文への評点は１０点法による。小数点以下はつけない。その基準は委員会で設定する。
6)　委員長は、提出された評価報告をとりまとめ、委員の氏名と評点を明記して、評点を単純平均した値に従った一覧表を作成し、委員会に提出する。
7)　委員会は、委員長から提出された一覧表に基づいて、掲載論文を選出する。
8)　１号に掲載される論文は、フランス語論文８本、日本語論文４本を基準として決定するが、必要に応じて委員会は、予算の範囲内でこの基準を柔軟に運用できるものとする。

３．講評と校閲について

1)　委員会は提出されたすべての論文の執筆者に講評を送付する。
2)　校閲は学会誌掲載を決定した論文に対して行う。その執筆者は校閲を経た原稿を参考にして、必要に応じて修正を加え、再度提出する。これを印刷用原稿とする。

１．本会は、多くの会員が高い関心をもちうる講演会を後援し、謝金を補助することができます。希望者は、所定の書式に、氏名、所属、講演会の開催要領、講師招聘の資金源を明記し、講演者の略歴・業績書、および予定されている講演内容を含む招聘理由をできるだけ具体的に記した推薦書（書式自由）を添付して、春・秋の大会2週間前までに事務局宛に申し込んで下さい。渉外委員会では、6月～10月の講演については春季定例委員会、11 月～5月の講演については秋季定例委員会で審査し、採択を決定します。

２．春・秋の大会開催校が大会講演に謝金補助を希望する場合には、上記１の手順により、大会１カ月前までに申請してください。大会前に、定例委員会以外の審査の機会を設けて採択を決定します。ただし、開催校独自の予算による招待講演は、謝金補助の対象にはなりません。

不明な点は渉外委員会または事務局までお問い合わせください。

講演謝金申請書［word]

１）日本フランス語フランス文学会（以下「本会」という）の会員は、本会が管理、運営するインターネット上のウェブページ（https://www.sjllf.org/）に広く本会会員に知らせるため、情報の掲載を依頼することができる。
２）情報掲載の依頼は、サイト上の掲載依頼フォームもしくは、依頼者の氏名、所属機関を明記した本会事務局（sjllf@jade.dti.ne.jp）あての電子メールによるものとする。掲載を希望する情報は、掲載依頼フォーム、もしくは電子メール本文に含めてもよいし、PDF、テキストなどのファイルの形で添付書類として送ってもよい。
３）掲載の可否は広報委員会において協議の上、決定する。その基準は以下の通りとする。　
　　<1>情報の内容が、本会の設立趣旨であるフランス語、フランス文学の研究、教育に資するものであること。
　　<2>当該の情報に、金銭上の利益を意図する内容が含まれていないこと。但し、本委員会内規第６条<5>但書に規定する情報はこの限りではない。
　　<3>その情報に、他の個人あるいは機関に対する誹謗中傷などの内容が含まれていないこと。
４） 情報掲載の依頼を受けたときには、原則として広報委員長の判断で掲載する。但し、掲載可否判断が難しい場合には、速やかにメーリングリスト上で各広報委員の意見を募って協議、判断し、掲載可とされたものについては本会ウェブページに掲載するものとする。急を要する場合において、常任幹事会及び事務局が本委員会に代わって掲載の可否を判断した場合においては、本委員会は速やかにその追認の可否を検討するものとする。
５） 本委員会は、急を要する情報掲載等について、常任幹事会及び事務局が本委員会に代わって可否判断を行う際に参考意見を供するため、広報委員長に常任幹事会及び事務局と協議させることができる。        

＊2008年4月1日、一部改正。
＊2013年5月11日、一部改正。

１）日本フランス語フランス文学会（以下「本会」という）の委員会ならびに各地方支部は学会が管理、運営するインターネット上のウェブページ（https://www.sjllf.org/）からリンクを張って独自のホームページを持つことができる。
２）それぞれのホームページは、本会が利用する本会情報発信サービスのサーバ上におくこともできるし、各委員会および支部が管理するサーバ上におくこともできる。
３）ホームページの管理、運用は各委員会あるいは支部が責任を持って行う。
４）本会広報委員会は本会のホームページ上からリンクを張るほか、必要に応じてリンク先のホームページの運用に関して助言を行う。