編集委員会運営基本要項
2005 年9月24日制定2006 年 5 月 20 日改訂 2007 年 5 月 24 日改訂 2011 年 5 月 28 日改訂 2018 年 10 月 27 日改訂 2022 年 6 月 4 日改訂 2024 年 4 月 20 日改訂
編集委員会は、提出された論文から優れたものを選んで学会誌を編集すること、ならびにフランス語国際学会誌LITTERA を編集することを任務とする。この任務を次のように実行する。この要項は2024 年4 月から実施する。
1. 学会誌論文について
(1) 掲載論文の選考について
① 委員会は提出された論文に対し、編集委員を含む査読委員の査読による選考を実施する。掲載論文の決定は査読結果の集計に基づき、必要に応じて臨時の編集委員会を招集して行う。
② 提出できる論文は、フランス語論文または日本語論文のいずれかとし、両部門に同時に応募することはできない。論文形態の詳細は「投稿規定」に定める。
③ 委員会は、エントリーシートでの論文投稿申請に対し、受理/不受理を判断し、通知する。受理したエントリーについては、論文テーマに該当する部会を中心に、査読担当者案を作成しておき、論文提出後に、査読者を確定する。査読は3名で行う。
④ 査読を担当する委員は、提出された論文を審査し、選考の行われる委員会に先立つ締め切り期日までに、その評価報告を学会事務局を通じて委員長に提出する。この報告は書面により、評価と講評の形で行う。論文内容が、執筆言語を問わずすでに他の媒体で公表されているものと大きく重複すると判断する場合は、委員は評価を保留し、講評においてその趣旨を説明することができる。
⑤ 論文への評価はABCD の4 段階評価による。その基準は次のように定める。
A :極めて優秀な論文。修正なしで掲載可。 B :修正のうえ掲載可。再査読不要。 C :修正のうえ再査読。 D :掲載不可。
⑥ 委員会は、査読者の評価報告に基づき、掲載の可否および再査読の有無を決定する。査読者3 名の評価が分かれた場合、次の基準に従う。
1)D 判定以外は、1 名でもB 判定もしくはC 判定があれば、低い方に揃える。 2)D 判定が2 名以上の場合、その時点で掲載不可とする。 3)D 判定が1 名のみの場合、評価報告の講評に基づいて編集委員会で協議する。 4)上記による判定がA もしくはB の場合、再査読なしで掲載可とする。
⑦ 委員会は、投稿論文の執筆者全員に、掲載の可否および再査読の有無を通知するとともに、査読者による講評を送付する。
⑧ 再査読では、査読者3 名は投稿された論文を審査し、その評価報告を編集委員会に提出する。評価は可か不可の2 段階判定による。「不可」が2 名以上の場合は掲載不可とし、「不可」が1 名のみの場合、評価報告の講評に基づいて編集委員会で掲載の可否を協議する。
⑨ 掲載が決定した論文の執筆者は、編集委員会からの意見などを参考にして、必要に応じて修正を加え、再度提出する。これを印刷用原稿とする。印刷用原稿が期日までに提出されない場合、査読原稿をそのまま入稿するか不掲載とするかは、編集委員会が判断する。
(2) 招待論文について
① 委員会は、上述の投稿論文のほか、委員会の推薦をへて、委員長より日本フランス語・フランス文学会内外の研究者に招待論文執筆を依頼し、これを学会誌に掲載することができる。
2. LITTERA 論文について
① LITTERA 編集委員会の組織について
1) LITTERA 編集委員長は学会誌編集委員長がこれを兼任する。 2) 学会誌編集副委員長のうち一名は、 LITTERA 編集副委員長を兼任する。 3) LITTERA 編集委員は、学会誌編集委員会各部会ごとの互選に基づき委員候補を選定し、 LITTERA 編集委員長が指名する。 4) 上記委員のほか、編集委員長の指名に基づく委員を若干名おく。
② 掲載論文の選考および編集について
1) 投稿できる論文は、原則として未発表のフランス語論文とする。ただし、学会発表に基づいたフランス語論文も、他の活字媒体で公表されていないものであれぱ受理する。論文形態の詳細は「投稿要領」に定める。2) LITTERA 編集委員会は、海外編集顧問の協力を仰ぎながら、投稿論文 1 件につき 3 名の査読者を選定し、査読を依頼する。必要に応じて外部査読者に依頼することができる。査読者のうち少なくとも 1 名は、フランス語を母語とする専門研究者とする。論文執筆者と査読者のあいだは匿名を原則とする。 3) 査読者は、投稿された論文を審査し、選考の行われる LITTERA 編集委員会に先立つ締め切りまでに、その評価報告を学会事務局を通じて委員長に提出する。この報告は書類により、評価と講評の形で行う。 4) 論文への評価は ABCD の 4 段階判定による。その基準は次のように定める。 A :国際的基準に照らして極めて優秀な論文。 B :修正の上掲載可。再査読不要。 C :修正の上再査読。 D :不掲載。
5) LITTERA 編集委員会は、査読者の評価報告に基づき、掲載の可否および再査読の有無を決定する。査読者 3 名の評価が分かれた場合、次の基準に従う。
1)D 判定以外は、1 名でもB 判定もしくはC 判定があれば、低い方に揃える。2)D 判定が 2 名以上の場合、その時点で掲載不可とする。 3)D 判定が 1 名のみの場合、評価報告の講評に基づいて編集委員会で協議する。 4) 上記による判定が A もしくは B の場合、再査読なしで掲載可とする。
6) LITTERA 編集委員会は、投稿論文の執筆者全員に、掲載の可否および再査読の有無を通知するとともに、査読者による講評を送付する。
7) 再査読では、査読者3 名は掲載の可否だけを判定する。「不可」が2 名以上の場合は掲載不可とし、「不可」が1 名のみの場合は編集委員会で掲載の可否を協議する。
8) 掲載が決定した論文の執筆者は、LITTERA 編集委員会からの意見などを参考にして、必要に応じて修正を加え、再度提出する。これを印刷用原稿とする。印刷用原稿が期日までに提出されない場合、査読原稿をそのまま入稿するか不掲載とするかは、LITTERA 編集委員会が判断する。
9) LITTERA 編集委員会は上述の投稿論文のほか、投稿書評を選考し、編集する。選考方法は、投稿論文の選考方法を準用する。
③招待論文について
1) LITTERA 編集委員会は、上述の投稿論文のほか、委員会の推薦をへて、委員長より日本フランス語・フランス文学会内外の研究者に招待論文執筆を依頼し、これをLITTERA に掲載することができる。
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