2005年度秋季総会報告
ニュース121号(2005.11.20)より
幹事長 有田英也 |
議長:稲垣文雄、書記:星野徹、彦江智弘 |
報告事項 1)一般会務 2005年10月5日現在、会員数は1670(普通会員1546、学生会員121、名誉会員3)、賛助会員28。講読団体は37。 2)幹事会の活動 春季大会以降、幹事会は9月24日(土)および10月15日(土)に開催された。会務を補うために、常任幹事会を9月17日(土)に開催した。 また、『学会ニュース』第120号および学会ホームページで公表したように、西澤文昭(あり方検討委)、小倉孝誠(総務)、太原孝英(前語学教育委員長)と幹事長からなる国内スタージュ準備部会を設置した。準備部会はその後、善本孝をオブザーバーに加えて6月21日(火)、7月5日(火)、7月26日(火)、9月13日(火)と討議を重ね、幹事会に準備状況を報告した。共催が予定されている日本フランス語教育学会とは、先方の理事会および秋季大会で共催の基本方針が確認されるに至っている。本会として、赤字予算のもとではあるが、両学会の共催になる国内スタージュを実現すべく必要不可欠な予算措置を講じる。また、早期に両学会の合同作業部会を開くとともに、本会事務局を「2006年フランス語教育国内スタージュ」の連絡先とするための体制づくりを進める。 次いで、前年度に決定された学会誌編集方針の変更を受けて、2009年に予定される効果検証までに円滑な移行が行われるよう調整にあたった。従来行われてきた掲載論文の事前校閲を、この論文が審査対象論文というように位置づけが変わるため(事前校閲を)廃止することが9月24日の幹事会で決定され、審査のあらましについて委員会内部で取り決められる基本要項も同日の幹事会で審議、決定された。(別掲委員会報告参照) 第1回幹事会(5月29日)で触れられた電子図書館へのPDFファイル提供については、事務局で製作できるよう準備を進めている。 ワークショップ公募の要領が、9月24日および10月15日の幹事会の審議を経てまとまった。要領は会則や内規ではなく、大会運営マニュアルに関わるものである。(別掲記事参照) 協議事項 1)名誉会員推挙 2006年度から菅野昭正氏を名誉会員として推挙することが提案され、これが承認された。 2)スタージュ問題 文部科学省の予算カットに伴い中止となった国内スタージュを再開させ、これをフランス政府によって夏季にフランスで開催されるスタージュのためのプレ・スタージュと位置づける。これによって、国内スタージュは、「2006年フランス語教育国内スタージュ」として、新たにフランス大使館を加えた3者による共同開催となることが、10月15日の幹事会で決定した。 このスタージュには、夏季スタージュに関わるフランス人講師を招聘し、その費用は20万円を上限にフランス大使館が負担する。 運営についてだが、本会とフランス語教育学会の拠出金は同額とする(25万円を上限)。会計担当を善本孝氏とし、会計は本会とは切り離し、新たに郵便振替口座を開設する。事務局は本会が提供する。スタージュ募集要項は総会で承認され次第、翌日から応募を受け付ける。 なおこの要項は2006年のスタージュに限り適用する。2007年度以降の実施形態は、2006年の実施状況が幹事会に報告された後に決定されるからである。 スタージュ開催期間は2006年3月24日(金)から26(日)の3日間を予定していたが、フランス人講師による授業枠の拡大を強く求める大使館側の要請により、3月25日(木)の夕方から開始する。従って、総会資料にあった募集要項の「3日間」という記述は厳密には「4日間」であり、この点に関しては訂正版を配布し、学会HPにて告知を行っている。 スタージュ参加者選考は、両学会から2名ずつ選考委員を選出し、これにフランス大使館のJean-Francois Rochardを加えた5名がフランス大使館にて行う。選考委員の人選は合同作業部会が行う。 合同作業部会のメンバーは以下の通り(順不同)。國枝孝弘、明石伸子、高瀬智子、田中幸子、善本孝(会計)、姫田麻利子、熊本哲也、Jean-Francois Rochard、有田英也(文学会側世話人)の計9名。現在、ブザンソンにある田中幸子は部会には出席できないがフランス人講師と接触する。熊本哲也は現地責任者として幹事会への報告を行う。 スタージュ参加者15名全員をフランス・スタージュに派遣することで大使館も合意している。滞在費と授業料はフランス政府が負担し、参加者は交通費を負担する。 以上の提案は、書類選考の結果について問い合わせがあった場合にいかに対応するのかという質問に対して、課題を点数化して選考を行うが、選考の途中経過を公表するかどうかは未定だと幹事長が回答した後に、提案の通り承認された。 3)2006年度秋季大会開催校 2006年度秋季大会は、木之下忠敬氏を実行委員長とし2006年10月28、29日に岡山大学にて開催することで承認された。それを受けて、木之下忠孝氏より受諾の挨拶があった。 4)その他 現在、学会運営上の資料を予算も含めて学会HP上で公開しているが─ただし、議事録は、承認されたものに関して、事務局および支部で、しかもコピー不可で閲覧のみという条件で公開─、公開非公開、また誰にいつまで掲載するかといった基準を常任幹事会にて検討させてほしいとの要請が幹事長よりあり、承認された。 |