2015年フランス語教育国内スタージュ募集要項
2015年フランス語教育国内スタージュ募集要項
2014年10月25日
日本フランス語フランス文学会 日本フランス語教育学会
在日フランス大使館
日本フランス語フランス文学会、日本フランス語教育学会、在日フランス大使館の三者は、教員養成に関する協定(2013年2月1日承認済み)に基づき、以下の要領でフランス語教育国内スタージュを共同開催します。参加を希望される方は指示にしたがってご応募下さい。
記
主催:日本フランス語フランス文学会、日本フランス語教育学会、在日フランス大使館
期日:2015年3月24日(火)11時 ~ 3月27日(金)18時30分
(時間に関しては、プログラム確定後に若干の変更の可能性あり)
会場:アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)
東京都新宿区市谷船河原町15(JR・東京メトロ飯田橋駅徒歩5分)
目的と概要:
言語教育にかかわる分野を概観し、フランス語教授法および教育技能について基礎知識を習得する。フランス語教育の専門家を講師として、4日間の集中研修を行う。講義・演習を含めた研修内容により、参加者各自の教育活動の実情に即して改善すべき課題を明確にする。4日間すべての講座を修了した者には日本フランス語フランス文学会、日本フランス語教育学会、在日フランス大使館文化部による修了証が与えられる。
内容:p.4を参照のこと。
募集人数:20名。応募者多数の場合は主催者が書類選考する。
応募資格:日本フランス語フランス文学会または日本フランス語教育学会の会員であって、現在フランス語教育にたずさわっている教員もしくは近い将来たずさわることを希望する大学院生および大学院課程修了者。
(支部会のみの会員は応募不可)
参加費:18,000円
滞在費補助:遠隔地からの参加でホテル等に宿泊する参加者には、1泊上限5000円(最長4泊まで)の滞在費補助を行う。(出張旅費を支給されている者は除く。)
提出書類:(1)参加申込書、(2)履歴書(フランス語)、(3)応募者アンケート をフランス語教育国内スタージュ事務局宛てに角2封筒(A4サイズ)で郵送すること。(提出書類についてはpp.5-6をご参照ください。なお、(1)参加申込書は両学会のホームページからもダウンロードできます。)
応募期間:2014年12月1日~2015年1月10日(必着)
応募・問い合せ:フランス語教育国内スタージュ事務局
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 日仏会館505
日本フランス語フランス文学会気付
電話:03-3443-6671 fax:03-3443-6672 E-mail: sjllf@jade.dti.ne.jp
本スタージュの修了者を対象として、2015年夏に、以下の3件の奨学金が予定されています。
1.フランスで実施される教員研修コースの受講費・宿舎費(8名)
(フランス大使館による奨学金)
2.ケベック州で実施されるフランス語教員養成講座コースの受講費・宿舎費、および滞在費の一部(若干名)
(ケベック州政府による奨学金)
2の奨学金については、SJDF(日本フランス語教育学会)がケベック州政府に推薦を行います。従って応募時に同学会員である必要があります。
3.日本国内で実施されるフランス語教員養成講座DUFLE (DiplômeUniversitaire de Français LangueÉtrangère) を受講するための費用の一部補助
(フランス大使館による奨学金)
上記1~3の奨学金の選抜にあたっては、前もって受講者の希望を伺います。決定後は、正当な理由なく辞退することはできません。
なお、上記1および3については、原則として教歴のある方を優先しており、フランス大使館文化部から以下の基準が示されています。
◆ Critères de sélection des candidats boursiers à laformation professionnelle en France (juillet/août) et au DUFLE au Japon (finaoût/début septembre)
La sélection des stagiaires du stage deprintemps se fera collégialement entre la SJLLF, la SJDF et le Service culturelde l’Ambassade de France au Japon. Conformément aux termes de l’Accord decoopération conclu en février 2013 entre la SJLLF, la SJDF et l’Ambassade deFrance (art. 3.1.2), lejury d’attribution des bourses est composé d’un représentant de la SJLLF, d’unreprésentant de la SJDF et de l’attaché de coopération pour le français etresponsable du pôle « français,livre, francophonie » de l’IFJ. Les bourses sont attribuées à l’issue d’unoral d’une quinzaine de minutes organisé pendant le stage de printemps. Ellessont réparties de façonà correspondre au mieux au profil de chaque candidat vers l’un des trois stagesd’approfondissement.
Afinde sélectionner les professeurs boursiers et stagiaires (formationprofessionnelle en France durant l’été 2015), le Service culturel retiendra lescritères de sélection suivants :
*l’expérience professionnelle antérieure du professeur ;
* la participationau stage de printemps (un bref compte rendu personnel de participation au stagede printemps sera demandé) ;
* un entretien demotivation avec l’Attaché linguistique du Service culturel de l’Ambassade deFrance au Japon et les secrétaires généraux de la SJLLF et de la SJDF ;
*le projet personnel de formation du professeur ;
* le choix exprimépréalablement par le stagiaire (dans la mesure du possible) ;
➤ À noter que, plus qu’au niveau defrançais, il sera porté une attention toute particulière au degré de nécessitéd’une formation professionelle pour le candidat.
<参考>
選抜人数と国外研修先:
2006年度 14名CLA (Besançon)
2007年度 10名 CAVILAM (Vichy) ou CLA(Besançon)
2008年度 5名 CAVILAM (Vichy) ou Institut de Touraine (Tours)
2009年度 6名 CAVILAM (Vichy) ou Institut de Touraine (Tours)
2010年度 7名 CLA (Besançon), 1名 Université de Montréal (Québec)
2011年度 7名 CLA (Besançon), 1名 Université de Montréal (Québec)
2012年度 8名 CLA (Besançon), 1名 Université de Montréal (Québec), 3名 DUFLE
2013年度 8名 CLA (Besançon), 1名 Université de Montréal (Québec), 2名 DUFLE
2014年度 8名CLA (Besançon), 1名 Université de Montréal (Québec), 3名DUFLE
2015年フランス語教育国内スタージュの内容についての説明
このスタージュは教え始めて間もない若手の先生方だけでなく、豊かな経験を積んでこられた先生方、そして近い将来フランス語を教えることを希望する大学院生も対象としています。既に教職にある先生方には教える仕事のあり方を振り返り、問題点や解決策をとらえ直す良い機会になり、これから教職を目指す方にはフランス語を教えるメティエをよく知る機会になることでしょう。
具体的にスタージュでは、日本の外国語としてのフランス語教育(FLE)の教授方法や授業運営の技術について研修します。主な内容は次のようなものです。(プログラムの詳細は、12月中旬に日本フランス語フランス文学会、日本フランス語教育学会のホームページに掲載します。)
・ 外国語教育の観点から言語習得についての理解を深める。
・ クラス内での教師と学習者の関わり方について具体的に考えながら、授業の組み立て方や学習者が活発に参加する学習活動とはどのようなものか理解する。
・ 発音、文法、文学などの教え方について理解を深める。
・ 学習の結果、習得されたことをどのように評価するのか、その方法を学ぶ。
・ 教科書やさまざまな資料の選択基準、それらの教材を使いこなすために授業プラン作成や授業展開について考える。
スタージュは、講義によって知識を得ることと、具体的な課題からディスカッションや作業をすることの組み合わせによって進めます。そして最終日にはスタジエールによる模擬授業を行います。スタージュを通じて、講義を担当する現職の教師の考えを具体的に聞くことができるだけでなく、他の参加者との意見交換をとおして互いに刺激し合い、横のつながりを作ることもできます。スタージュが終わったあとも、実践的な情報交換の場として新たなネットワークを構築できるでしょう。また、研究者としての興味と外国語の教師としての仕事のあいだをどのように関連づけていったらよいのかということについても、考えを交換することができるに違いありません。
本年度もフランスより、外国語としてのフランス語教育(FLE)の専門家を講師として招聘する予定です。詳細が決まりましたら両学会のホームページにアップいたしますのでご覧ください。
なお、2015年2月中旬から3月上旬頃に模擬授業の準備を兼ねて授業見学をしていただく予定です。
募集要項stage2015募集要項(HP掲載用).doc