関東支部論集


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関東支部(Kanto)

2024年1月27日 13時41分 [関東支部]

2023年度関東支部大会開催のお知らせ

大会

2023年度関東支部大会開催のお知らせ

 

来る39日(土)、東洋大学を開催校として2023年度日本フランス語フランス文学会関東支部大会がZoomを利用したオンライン形式にて開催されますことを、ここに謹んでご案内申し上げます。

対面での交流はかないませんが、総会後オンラインでの懇親会も開かれますので、奮ってご参加いただければ幸いです。

世界は徐々にポスト・コロナの局面に移行しつつありますが、この数年間に培った知見は決して無駄ではなく、オンラインならではの利便性を活用する可能性は今後も残されていると考えます。Zoom画面を通じた活気ある大会となることを期待する次第です。

 

日本フランス語フランス文学会 関東支部長 田上竜也

 

【開会式】10:00-10:10

司会:朝比奈 美知子(東洋大学)   

支部長挨拶:田上 竜也(学習院大学)

 

【分科会】午前の部 10:30-11:40

 

1分科会:16世紀/2021世紀(1)

司会:志々見 剛(学習院大学)

1.   いわゆる恐怖の大王について──ノストラダムス『予言集』受容史の一例

鈴木 大輔(放送大学大学院文化科学研究科博士課程)

司会:内藤 真奈(学習院大学)

2.   ジャクリーヌ・アルプマン『オルランダ』にみるカフェ表象とベルギー・フランス語文学のアイデンティティ

山内 瑛生(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

 

2分科会:2021世紀(2) 

司会:尾崎 文太 (専修大学)

1.   エメ・セゼールにおける詩と反逆──詩篇「発砲通知」をめぐって

畠山 茉理絵(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員 DC

2.   「意識の太陽」とは何か?——エドゥアール・グリッサンのエセー『意識の太陽 Soleil de la conscience』(1956)を読む

早川 卓亜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー)

 

3分科会:2021世紀(3)

司会:有田 英也(成城大学)

1.   セリーヌ『夜の果てへの旅』における女性像とジェンダー

今野 建(明治学院大学文学研究科博士課程)

2.   クロード・シモンと3人の女たち──フィクション展開における登場人物の抽象化

山下 奈女美(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

 

【分科会】午後の部 13:00-14:50

 

4分科会:19世紀/2021世紀(4)

司会:大出 敦(慶應義塾大学)

1.   同朋の中の他者──マラルメ『最新流行』における英国婦人の語りの特質について

清水 佳暁(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

司会:吉本 素子(青山学院大学)

2.   ルネ・シャール『イプノスの紙片』、友愛の城塞──「一種のマルクス・アウレリウス」

白石 幸作(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

3.   ヘラクレイトスの道から逸れて──ルネ・シャール『群島をなす言葉』における人間観

酒田 義之佑(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

 

5分科会:2021世紀(5)

司会:鈴木 雅生(学習院大学)

1.   世界を後ろから読む──ミシェル・トゥルニエにおける排泄物とゴミの想像力

中江 太一(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

2.   アニー・エルノーにおける写真の使用──『歳月』を中心に

安藤 秀満(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)

司会:塩塚 秀一郎(東京大学)

3.   ミシェル・ウエルベックにおける数の重要性について

八木 悠允(ロレーヌ大学博士課程/東京都立大学客員研究員)

 

6分科会:思想

司会:岩野 卓司(明治大学)

1.   暗闇のなかで ──ジョルジュ・バタイユにおける20世紀神秘主義研究の意義

梁 安吉子(筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程)

2.   純粋な喜び──シモーヌ・ヴェイユと十字架のヨハネ

谷 虹陽(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

 

【シンポジウム】15:20-17:20 

 

「フランス文学とアダプテーション」

 

司会:ローベル 柊子(東洋大学)

文学作品が、映画・ミュージカル・漫画など表現メディアを変え、また、時代や国境を越えてアダプテーションされるとき、新しい形で生まれ変わったアダプテーション作品は、しばしば原作よりもさらに多くの人々に鑑賞され、読み解かれていく。フランス文学の作品もその例外ではない。このようなアダプテーションの創造と受容のプロセスは、フランス文学の読み方、あるいは研究の仕方やアプローチにどのような影響・効果をもたらすのか。アダプテーションにおいてフランス文学はどのようなものとして扱われ、また、フランス文学はアダプテーションを通して何を得、あるいは失っているのか。アダプテーション研究の動向や諸問題を切り口に、フランス文学とフランス文学研究の諸相を読み解いていきたい。

 

パネリスト

野崎 歓(放送大学)

「禁じられたアダプテーション──フランス文学史を考え直すための一提案」

 

片渕 悦久(大阪大学)

「インターフェイスの物語論(ナラトロジー)、あるいは物語論(ナラトロジー)のインターフェイス──アダプテーション研究の現在形」

 

小川 公代(上智大学)

"私たち"の回想録(WE-moir)としての『歳月』──ウルフとエルノーを読む」

 

【賛助会員展示】10:30-17:30

 

【総会・閉会式】17:40-18:20

  司会:有田 英也(成城大学)

  開催校挨拶:ローベル 柊子(東洋大学)

 

【オンライン懇談会】18:30-19:10 oVice使用

 

・分科会の発表要旨は、PDFを学会ホームページの関東支部ページ(http://www.sjllf.org/kanto)にパスワードをかけてアップいたします(2月下旬予定)。

・開会式、分科会、シンポジウム、総会・閉会式のZoomミーティング情報(ミーティングID、パスコード)、発表要旨閲覧用のパスワード、および懇談会・賛助会員展示会場のoViceURLは、大会実行委員会より会員向け一斉メールにてお知らせいたします(2月下旬予定)。

・関東支部非会員で参加を希望される方は、下記Googleフォームより3月7日(木)までにお申し込みいただければ、Zoom情報等をお知らせいたします。

 ※Google フォーム:https://forms.gle/QuBvQwjModkEkCEK9

 

フォームへのアクセスに困難がある場合は、本大会実行委員会(sjllfkanto@gmail.com)までメールにてご連絡ください。

・今大会では昨年度に引き続き、オンライン懇談会を実施します。oVice(オヴィス)というダウンロード不要のメタバースを使用します。なお、同じURL上で賛助会員展示も実施します(103017:30)。

 

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