書評(吉川佳英子『『失われた時を求めて』と女性たち』)
吉川佳英子『『失われた時を求めて』と女性たち』(彩流社、2016年)の書評(自著紹介)が届きました。こちらからご覧ください。
吉川佳英子『『失われた時を求めて』と女性たち』(彩流社、2016年)の書評(自著紹介)が届きました。こちらからご覧ください。
研究情報委員会では、年二回刊行の学会広報誌cahierに書評を掲載してまいりましたが、今後、このcahierの書評に加えて、学会HP上のcahier 電子版(Site Web cahier)に「書評コーナー」を設け、以下の要領で随時募集した書評をよりタイムリーに電子版に掲載していくことにいたしました。奮ってご執筆いただければ幸いです。
・ 書評対象:原則として、過去1年間に刊行され、その内容から広く紹介するに相応しい学会員による著作を対象とする。翻訳なども含み、日本で刊行された著作には限らない。フランス文化、映画などに関する著作も排除しない。
・ 学会員による他薦あるいは自薦(自薦の書評も受け付けます)
・ 字数:(著書名・書名・出版社名・発行年等を除いて)800字以内
・ 締め切り:随時受付
・ 宛先:研究情報委員会(cahier_sjllf[at]yahoo.co.jp([at]を@に代えてください)) までメールでお送りください。
掲載の適否は委員会で判断させていただきます。なお、これらの書評のうち広報誌cahierにも掲載するに相応しいと委員会で判断したものについては、他薦の場合は執筆者にcahier用に2000字程度に手直しをお願いすることがあります。また、自薦の場合は委員会で執筆者を選定して依頼いたします。
グローバルCOEプログラム「テクストの布置の解釈学的研究と教育」第2回国際研究集会報告書
松澤和宏編、名古屋大学大学院文学研究科発行、2008年
開会の辞 | 佐藤彰一 | 1 |
序文 | 松澤和宏 | 3 |
生成論は解釈学か? | エリック・ボルダス | 7 |
民主主義的小説と人間的なるものの邂逅 | フィリップ・デュフール | 15 |
バルザックの作品生成における循環的ダイナミズム―『セザール・ビロトー』 を中心に | 鎌田隆行 | 27 |
バルザック生成論の展望 | ステファンヌ・ヴァッション | 39 |
バルザック『ラ・ラブイユーズ』のタイトルを巡る考察 | 村田京子 | 53 |
『ヴァン=クロール』から『谷間の百合』へ―絶えざる生成途上の風景画と 肖像画 | 澤田肇 | 63 |
バルザックの読者フローベール―『感情教育』あるいは小説の再創造 | ジゼル・セジャンジェール | 75 |
解釈学に逆らって―『ボヴァリー夫人』の場合 | エリック・ル=カルヴェーズ | 85 |
フローベールの「黒い太陽」―実人生から作品へ | 沢崎久木 | 99 |
ことばと化石―『ブヴァールとペキュシェ』における地質学 | 荒原由紀子 | 107 |
フロベール『ブヴァールとペキュシェ』における科学論的両義性の解釈に ついて | 和田光昌 | 117 |
フローベールと民主主義小説 | 菅谷憲興 | 127 |
『純な心』におけるコルミッシュ爺さんの挿話の発展 | 黒川美和 | 135 |
生成論と解釈学―『感情教育』の冒頭「ついに船が出た」をめぐって | 松澤和宏 | 143 |