2000年度春季総会報告
ニュース106号(2000.7.5)より
総務 西澤文昭 |
議長 塚原 史 書記 若森栄樹、藤井 寛 |
報告事項 1.会員数 会員数 1931(一般会員1790,学生会員141,賛助会員42,図書館関係20)(以上の数字は5月17日現在のもの)。なお3月31日現在で判明した退会者は94、事務停止者は63である。 2.幹事会の活動 秋季大会以後,幹事会は2000年1月26日、4月18日,5月6日の計3回開催された。 (1)学会ニュースは秋季大会以後第104号,第105号(研究会情報及び各種お知らせ)が発行された。2年ごとに更新されている名簿は会員への問い合わせを終えて、現在校正中であり、6月中旬に刊行予定。 (2)ホームページ運営小委員会の設置:「電子ネットワーク化小委員会」を改組し、「ホームページ運営小委員会」を幹事会の下に設置する。これによって本格的に学会のホームページの構築に取りかかる。 (3)事務局書記の交代:大谷克子さんは5月末をもって退職する。後任に漆原みゆきさんを採用した。 3.フランス外務省からの助成金15,000フランが入金された。 4.「学会会則を再検討するための特別委員会」の現在までの活動について 同委員会は秋季大会でその設置を認められてから、本部選出の特別委員4名に支部選出特別委員6名(関東支部は幹事長が代行)を加えて、その構成案が1月26日の幹事会に提案され、承認された。 その前日の1月25日、本部選出委員4名が予備的な協議会を持ち、問題点の整理を行った。その協議に基づいて「第1回全体会議」のための「特別委員会討議資料」が作成され、特別委員に配布された。その資料においては次の3点が検討すべき課題として示された。 1.全国大会のあり方、主として開催回数 2.幹事会のあり方、主として構成 3.支部のあり方、主として活性化の方策 2月20日(日)第1回会議が開かれた。席上上記3点について多岐にわたる意見が出されたが、幹事会の再構成については格段の異論はなく、むしろ全国大会の開催回数及び支部活性化の方策について各支部から異論・批判・修正提案等が出された。 第1回の討議を踏まえて「第1次提案」(3月15日付)が作成された。そこでは、学会運営の問題点が結局は幹事会のあり方に集約されるという共通の認識に基づいて、検討すべき3つの課題のうちまず「幹事会再構成案」を優先させて、その点についてのコンセンサスを形成するという方針が決まった。この再構成案は本日の協議事項で提案されるものの原型である。 続いて、第2回会議が4月2日(日)に開催された。「第1次提案」に基づく各支部の協議が報告され、それに基づいて協議が行われた。その結果、 1.幹事会のあり方→「第1次提案」が合意された 2.全国大会のあり方→年1回とした場合の問題点が共通認識となった 3.支部のあり方→具体的な提案がなされ、今後の議論の基礎ができた 第2回会議のまとめとして「第2回特別委員会報告書」(4月5日付)が作成され各委員に送付された。 4月5日付「報告書」に対する特別委員会委員の意見聴取が文書で行われた。それを受けて幹事会に提出するための「学会会則を再検討する特別委員会中間報告」(案)が作成され、各委員に配布された後、文書による調整を経て確定された。また「学会会則を再検討する特別委員会」からの提案(案)も同じ手順で確定され、いずれも5月6日の幹事会に報告・提案され、承認を得た。 5.(この部分は報告事項その他において一般会務報告の追加として発言された) 善本孝氏の訴訟は継続中であるが、学会の立場としては、幹事会において経過を報告しつつ、裁判を注意深く見守っていくことにする。 協議事項 1.平成13年度科学研究費補助金審査委員候補者の推薦の件 幹事長より、学術会議の依頼を受けて審査委員候補者を推薦した旨が報告され、了承された。 第1段階:倉田信子(南山大学)、稲垣直樹(京都大学)、酒詰治男(甲南女子大学)、鈴木啓二(東京大学)、川口順二(慶應義塾大学)、西村淳子(武蔵大学) 第2段階:西永良成(東京外国語大学)、支倉崇晴(早稲田大学) 2.人事の件 幹事長より、支部長、各種委員会委員長、幹事および学会のあり方検討委員会委員の任期満了に伴い、新役員が紹介され、承認された。 同日行われた予備幹事会で中地義和氏が新幹事長に選出されたことが報告され、その後中地氏の挨拶があった。 3.「学会会則を再検討するための特別委員会」からの提案(案) 竹内総務担当幹事より上記提案(案)に関して、この提案は「特別委員会」からの提案となっているが、幹事会の提案と理解していただきたいとのコメントがあった。次に配布された上記提案および「新幹事会の構成」(総会資料参照)について説明があり、本総会での提案は会則改訂の全般についての賛否を問うものではなく、新幹事会のあり方に限定されることが述べられた。本提案は3箇所語句を変更した後、承認された。 4.2001年度春季大会開催校の件 西澤幹事長より2001年度春季大会は上智大学で開催されることが幹事会決定として公表された。開催校代表として高井道夫氏の挨拶があった。大会は2001年6月2、3日に行なわれる予定。 5.1999年度決算の件 会計担当幹事稲垣文雄氏による1999年度決算書の説明と山崎雅昭氏の監査報告の後、決算報告書は承認された。 6.2000年度予算案の件 稲垣幹事による2000年度予算案の説明があり、2000年度予算案は承認された。 7.1999年度スタージュ決算の件 石野好一スタージュ運営委員(会計担当)より1999年度スタージュ決算書の説明があり、西川直子氏の監査報告の後、1999年度スタージュ決算書は承認された。 8.2000年度スタージュ予算案の件 澤田肇スタージュ運営委員(総務担当)より2000年度スタージュ予算案の説明があり、承認された。 9.その他 特になし。 |