2026年度学会奨励賞論文募集
本会は、若い会員の研究を奨励し、表彰するために学会奨励賞を設けています。奮ってご応募ください。
受賞人数:原則として2名以内
賞金:3万円
応募条件:業績公刊時40歳未満の本会会員
対象業績:2023年4月1日より2025年3月31日までの間に印刷発表された、フランス文学・フランス語学・フランス語教育等に関する優れた業績。
選考方法:選考委員会が審査委員を委嘱し、予備審査結果に基づいて、受賞者を決定します。
必要書類:履歴書、業績書および推薦対象業績。(対象業績の書誌情報(『***』*号、20**年*月、pp.**-**)を業績書にお書き入れください。)
応募方法:各支部より選考委員会に推薦します。自薦・他薦は問いません。履歴書、業績書および推薦対象業績のPDFを、支部事務局に提出ください。
推薦締切り:2025年4月30日(水)事務局必着(
日本フランス語フランス文学会「学会奨励賞」受賞者リスト
2024年度 第31回
田ノ口誠悟氏「他者性のセノグラフィー:ルイ・ジューヴェによるジャン・ジロドゥ古典劇の演出」(『フランス語フランス文学研究』第122巻、2023年3月)
西村友樹雄氏「アンドレ・ジッドにおける反ロマン主義――1920年代の古典主義・ロマン主義論争」(『ステラ』第 41 号、九州大学フランス語フランス文学研究会、2022 年12月)
2023年度 第30回
太田晋介氏「ポンジュ詩学の虚軸としてのポーランとシュルレアリスム――比喩・イマージュの主題を中心に――」(『ステラ』第40号、九州大学フランス語フランス文学研究会、2021年12月)
實谷総一郎氏 « Zola contre Edmond About. Le vitalisme à l’œuvre dans Thérèse Raquin » (Revue d'Histoire littéraire de la France 121e année, n° 4, 4 – 2021)
2022年度 第29回
福島亮氏「『クリストフ王の悲劇』と雑誌『プレザンス・アフリケーヌ』」(『日本フランス語フランス文学会 関東支部論集』第29号、2020年12月)
2021年度 第28回
中田麻理氏「ジャン・ジュネにおける黒人像の起源と展開をめぐって 『花のノートルダム』を中心に」、『フランス語フランス文学研究』第113号、日本フランス語フランス文学会、2018年)
中野芳彦氏「細部に魅せられた詩人 ユゴーにおける自己と風景」(『仏語仏文学研究』第51号、東京大学仏語仏文学研究会、2018年)
2020年度 第27回
木内尭氏「フローベールとミシュレ二つの革命をめぐって」(『フランス語フランス文学研究』113号、2018年8月)
上杉誠氏 « Bonheur et mélancolie dans le sigisbéisme : Stendhal face à la relation triangulaire »(H.B. Revue internationale d'études stendhaliennes, 21号、2017年)
2019年度 第26回
志々見剛「「信じやすい」モンテーニュ…? : 『エセー』における世界地誌的知識」(『仏語仏文学研究』第49号、東京大学仏語仏文学研究会、2016年)
清水さやか「〈私〉はなぜ泣くのか? ベケット『名づけえぬもの』における涙」(『仏語仏文学研究』第50号、東京大学仏語仏文学研究会、2018年)
2018年度 第25回
井関麻帆« Évolution de l’image du père au fil de l’écriture des lettres chez Jean-Jacques Rousseau ─── de la colère à l’admiration à l’égard d’Isaac Rousseau » (『フランス語フランス文学会研究』第107号、日本フランス語フランス文学会、2015年8月)
2017年度 第24回
森田 美里 「フランス人には聞こえない舌打ち音─日仏対照言語学的観点から」(『フランス語フランス文学研究』第106号、日本フランス語フランス文学会、2015年3月)。
2016年度 第23回
鳥山 定嗣 「ポール・ヴァレリーの若書きの詩について──形式的観点から──」(『フランス語フランス文学研究』第106号、日本フランス語フランス文学会、2015年3月)。
安藤 智子 « La nostalgie plotinienne et l’absurde camusien »、(九州大学フランス語フランス文学研究会、『ステラ』33号、2014年、12月)。
2015年度 第22回
土橋友梨子「ジャン=ジャック・ルソー『ルソー、ジャン=ジャックを裁く―対話』―四草稿の作 成順序をめぐる誤解と解く―」、『関東支部論集』第22号、2013年12月。
中筋朋« Jean Jullien et la revue Art etCritique – Naturalisme et symbolisme dans la théorie théâtralefin-de-siècle », Études de Langue etLittérature Françaises, no.103, 2013, pp. 43-60.
2014年度 第21回
中村翠« L’“ annonce” dans L’Argentd’Émile Zola – Genèse de la Méchain et de Sigismond – »、『フランス語フランス文学研究』第99号、日本フランス語フランス文学会、2011年8月。
綾部麻美«L’éloge paradoxal dans L’Écrit Beaubourg de Francis Ponge »、『関東支部論集』第21号、日本フランス語フランス文学会関東支部、2012年12月。
2013年度 第20回
津森圭一«Proust et Ruskin : l’invention d’unpaysage poétique»(『フランス語フランス文学研究』第100号(日本フランス語フランス文学会、2012年3月))
2012年度 第19回
足立和彦« Face au journalisme : Les Dimanches d’un bourgeois de Parisde Maupassant »、GALLIA、 49号、大阪大学フランス語フランス文学会、2010年3月。
村上祐二« L’affaire Dreyfus dans Jean Santeuil »、『フランス語フランス文学研究』第97号日本フランス語フランス文学会、2010年9月。
2011年度 第18回
廣松 勲 « Remémorationcréative de Patrick Chamoiseau – La description de la “non-espace” dans Un dimancheau Cachot »『フランス語フランス文学研究』第95号、日本フランス語フランス文学会、2009年9月。
2010年度 第17回
藤田尚志「言葉の暴力―ベルクソン哲学における比喩(トロープ)の問題」、『フランス語フランス文学研究』第92号、日本フランス語フランス文学会、2008年3月。
辻川慶子「ネルヴァル神秘主義再考―『幻視者たち』「ジャン・カゾット」における引用、歴史、断片の詩学」、『フランス語フランス文学研究』第94号、日本フランス語フランス文学会、2009年3月。
2009年度 第16回
伊藤玄吾「エティエンヌ・パスキエの韻律論―『フランス考』第7巻を中心に」、『関西フランス語フランス文学』第13号、2007年3月。
玉田敦子« L’amour de la terreur et l’esthétique “libertine”: deux motifs dégradant la notion de sublime au XVIIIe siècle » 、『フランス語フランス文学研究』第91号、日本フランス語フランス文学会、2007年9月。
2008年度 第15回
小田涼「認知フレームによる定名詞句の唯一性について」、『フランス語研究』第39号、2005年。
齋藤哲也« Effet de collages »in Pleine marge, n˚42,décembre 2005.
2007年度 第14回
井上 櫻子«Saint-Lambert contre Rousseau―lafonction des réflexions sur le théâtre dans Les Saisons »、『フランス語フランス文学研究』第88号、日本フランス語フランス文学会、2006年3月。
小黒昌文 « L’oeuvred’art et le pays―une réflexionsur la problématique du musée chez Marcel Proust»『フランス語フランス文学研究』第85/86号、日本フランス語フランス文学会、2005年3月。
2006年度 第13回
受賞者なし
2005年度 第12回
受賞者なし
2004年度 第11回
鎌田隆行«Modalité de rédaction manuscritechez Balzac―Autour dudossier d’Un Grand Homme de Province àParis―»、『フランス語フランス文学研究』第82号、日本フランス語フランス文学会、2003年3月。
塩塚秀一郎「小説のモデルとしての絵画―ぺレック『人生使用法』と十枚の絵―」、『北海道大学文学研究科紀要』第107号。
2003年度 第10回
受賞者なし
2002年度 第9回
永井典克「『フェードル』における毒の役割」、『仏語仏文学研究』第22号、東京大学仏語仏文学研究会、2000年。
2001年度 第8回
受賞者なし
2000年度 第7回
髙木信宏 「『アルマンス』における主人公像の造型」、『ステラ』第17号、九州大学フランス語フランス文学研究会、1998年。
永盛克也«Essai de définition du tragique racinien»、『フランス語フランス文学研究』第74号、日本フランス語フランス文学会、1999年3月。
1999年度 第6回
森本淳生«Signe et opération : Une étude du formalismevaléryen à l’époque des premiers Cahiers»,Zimbun, no31, Université de Kyoto, 1996, pp.135-167
飯田伸二«Francis Ponge face àl’art contemporain»、『ステラ』第16号、九州大学フランス語フランス文学研究会、1997年7月1日号。
1998年度 第5回
阿部宏「比較構文の多義性について」、『フランス語学研究』第29号、日本フランス語学会、pp.38-45。
1997年度 第4回
正田靖子,Les roses rouges et les Erinnyes―Etude diachroniquedes images sensibles dans la poésie de E.-H. Crisinel (1897-1948),Bern, Peter Lang, 1995
竹中のぞみ『フランソワ・モーリヤック論―犠牲とコミュニオン』北海道大学図書刊行会刊、1996年。
渡辺浩司「クレチアン・ド・トロワの物語にみるイロニー:修辞学的研究から神話学的研究へ」、名古屋大学大学院文学研究科、1996年3月、361p。
1996年度 第3回
小川定義「フランス語のWh混成体のシンタクス」、『フランス語学研究』第28号、日本フランス語学会。
1995年度 第2回
石川美子「日記の時間―『作品』へ向かって―」、「仏語仏文学研究」第9号、1993年7月 他1点。
増尾弘美«Les bruits dans À la recherche du temps perdu »、駿河台出版社、1994年2月。
横山安由美「聖杯物語群とtranslatio imperii―歴史記述との接点から―」、『仏語仏文学研究』第8号、1992年7月、他2点。
1994年度 第1回
阿部宏慈 山形大学 『プルースト 距離の詩学』(平凡社)
吉井亮雄 九州大学 ジッド『放蕩息子の帰宅』仏文校訂版(九州大学出版会)
*リスト掲載事項について、何かお気づきのことがある方は、事務局にお知らせください。