2006年度春季総会報告
ニュース123号(2006.7)より
総務 有田英也 |
議長:佐野泰雄 書記:彦江智弘、野村正人 |
◇報告事項 1.会員数 2006年5月 15日現在、会員数は個人1603(普通1469、学生130、名誉4)、賛助28。購読団体は37。 2. 幹事会の活動 1)日仏会館より、学会事務局の賃料及び会議室の使用料の値上げの通達がある。値上げは段階的に行われ、2年以内に一定の水準に引き上げるとのこと。 2)日仏会館副理事長の小林善彦氏の呼びかけで、「フランス語の将来を考える会議」が2006年2月6日に日仏会館にて開催。本会の塩川徹也会長の他、フランス語教育学会、フランス語教育振興協会(APEF)、フランス大使館の代表がそれぞれ参加。 3)学会誌刊行補助のための科研費の支給が決まる(120万円)。なお、奥村印刷にて2号分の見積もり計算を依頼したところ、前年度より約20万円縮減された見積もりが提示された。 4)2006年3月23日~26日までフランス語教育国内スタージュが、ブザンソンCLAのYves Canier氏を特別講師として招聘し、開催された。参加者は14名。以下の団体よりスタージュ開催のための寄付金が寄せられた。APEF(3万円)、日仏文化協会(7万円)、Hachette Japon(1万円)、伸興通商(1万円)。また、このため当初のスタージュ関連予算に対して58,172円の剰余金が発生した(p.10参照)。国内スタージュ参加者のうち、今夏にフランスに派遣される者が5月17日に決定した。 5)学会HPの「お知らせ」欄に、幹事長の判断で多くの情報を掲載した。 6)国立情報学研究所(NII)より、すでに提供している学会誌掲載論文情報に関して、本文の抄録掲載の依頼がある。しかしすでに全文が閲覧可能な形で情報を提供しているため、NII側の意向を確認しつつ対応を検討したい。 7)日外アソシエーツは、web上で展開している有料のデータベース「e?レフェレンス」に関して、これまでは試用期間として本会が提供した書誌情報を実質上無断で流用していたが、今後はロイヤリティを支払うことを決定したとの通達がある。永井資料調査委員長らとともに日外アソシエーツ問題の対応を検討。 8)吉川一義副会長に、京都大学への異動後も副会長残存任期にかぎって関東支部にとどまって職務を全うしていただくよう、第4回幹事会の決定を経て要請、快諾を得た。 9)塩川会長より、日本学術会議の言語・文学委員会において、本会会員の田口紀子氏が代表に、また塩川氏が連携委員に選任されたとの報告がある。また、日本学術会議との連携を図るため、日本学術会議協力学術研究団体に申し込みの手続きを行った。 なお質疑として、日外問題に関して、文献要覧2003/04年度版に対する何らかのチェックが必要ではないかとの意見が小林茂氏より提出された。これについては、2003/04年度版に監修として参加して欲しいという日外からの要請は拒否したものの、完成品に対するチェックは行うことが確認された。 ◇協議事項 1.人事 新人事案が示され、これが了承された。 2.学会誌編集日程変更 学会誌編集日程の変更とそれに伴う学会誌編集委員会運営基本要項の改訂案が示され、これが了承された。 3.2005年度決算 2005年度の決算案が提示され、これが承認された。また、2005年度の収支決算に関して、井田洋二監査役より適正なものとして認めるとの報告がなされた。 なお、2005年度の決算に関して、小林茂氏より以下2点の質疑が提出された。<1>スタージュの剰余金は雑収入の項に組み込まれたのか。<2>スタージュ関係費は予備費から充当しているとのことだが、本会の活動の一つであることを示すためにも決算書で明示すべきではないか。 これに対して、有田幹事長より、<1>スタージュが3月末に開催され、当該年度の予算に組み込むことが不可能なため、次年度の予備費に繰り込まれる。<2>についても、スタージュが3月末に開催されるため、スタージュ関連費を決算書に反映させることは実質的に不可能。会員に対しては学会ニュースを通じて報告する、との回答がなされた。 4.2006年度予算 配付資料の通り、2006年度予算案が示され、これが承認された。 5.2007年度春季大会開催校 野村大会担当幹事より、2007年度春季大会を明治大学(2007年5月19-20日)に開催するとの案が示され、これが承認された。承認に引き続き、明治大学の川合高信氏の挨拶がある。 6.その他 本会のホームページ上で公開している貸借対照表より、財産目録の詳細と欠損金処理案の二つの項目を削除することが了承された。 |