1998年度春季総会報告
ニュース100号(1998.7.15)より
総務 小林茂 |
議長 西澤文昭 書記 牧野文子、遠山博雄 |
報告事項 1.会員数 5月20日現在、2011(内賛助会員42社)。 2.幹事会の活動 1)幹事会議事録公開の件 1996年周期大会時総会で提案がなされた、幹事会議事録公開については、「あり方検討委員会」の提言を経て、すでに1997年春季大会総会において公開の方針を表明してきた。その後、公開の方法について検討を重ねたが、別掲のように決定した。なお、議事録は、学会役員全員に配布されるものであるから、各役員は、決定された公開方式に留意して、責任ある管理に当たって欲しい。 2)電子ネットワーク化小委員会の件 1997年春季大会において設置が認められた「電子ネットワーク化小委員会」について、幹事会では活動の指針を「覚書」としてまとめた。骨子は: (1)「電子ネットワーク化小委員会」を、各種委員会とはせず、幹事会の直接の管轄下に置く; (2)業務は、以下の各号の事項に関して、幹事会の諮問に答え、あるいは、幹事会の指示に基いて、実施作業にあたること; (イ)学術情報センターの電子図書館(NACSIS)加入によって生じる、技術的な問題の検討と、必要となる各種作業の実施と学会員への技術的援助・助言; (ロ)学術情報センターの、Academic Village内へのホームページ開設にともなう、設計・実施・維持; (ハ)学会活動および事務局管理・維持への、コンピュータ導入に関する検討と、実施の際の事務。 (3)本小委員会委員は、幹事会が任命するものとし、委員には、必要な専門的知識・敬虔を有する学会員が加えられるほか、学会誌編集委員、資料調査委員各1名以上も加えられるものとする。 以上の決定に従い、小委員会には、以下の諮問を行うことが、幹事会において決定された。 (1)NACSIS(電子図書館)における、本学会提供物の著作権使用料の算定・申請を、学術情報センターより求められているので、適切な著作権使用料の算出を行い、提案すること。 (2)学術情報センターによるWWW資源提供サービスへの参加の可否、および参加の場合の、学会側の態勢・組織、および、提供する情報ならびに、デザインに関わる諸問題について、検討・提案すること。 (3)学会活動および学会事務に関して、コンピュータ導入の現実的な可能性およびその内容、ならびに実施の段階的見取り図を検討して提案すること。 3)日仏関連学会共同シンポジウムの件 日仏会館に設けられている、日仏関連学会懇談会において、「日本におけるフランス年」である1998年に、共同でコロック「日本にとってフランスとは」の開催が提唱され、本学会もこれに参加することとした。総務担当幹事が担当して、プログラム作成に当たっている。12月18日から3日間の期間中第1日目に、哲学、歴史、演劇、音楽の各学協会と共同でコロックを行う。決定次第、会員に連絡を行う。 4)琉球大学大会開催収支補填の件 1997年秋季大会を開催した琉球大学から、収支決算の結果20万円強の欠損が生じたので、補填を求めたい旨の要請があった。幹事会において慎重に検討、以下の結論に達した。①困難な状況の中で、沖縄県における初めての大会を開催、成功させられた労苦を考えて、補填を行う。②しかし、学会会計が赤字予算を余儀なくされている現状に鑑みて、厳正な収支監査の上で、一部の支出について補助を行うこととし、算定額の端数を切り上げて、10万円の補填を行う。③1997年度の会計に関わる件であるが、97年度収支決算後に幹事会決定されたので、1998年度会計において処理する。また、費目は予備費とする。④この扱いは特殊事情に基づく特例とし、前例とはしない。 5)事務局書記交代の件 1973年以来、学会事務局書記として、学会の実務を支えてきた霜山恭子氏が退職の意向を示されたので、残念であるが、お認めすることとした。永年のご協力に感謝する。後任に丸山理絵氏を迎える。 協議事項 1.人事の件(省略) 2.1997年度学会会計決算の件 澤田直之担当幹事より説明を受け、奥山由紀雄氏(欧明社)の監査報告の後、原案どおり可決。 3.1998年度学会会計予算の件 澤田直之担当幹事の提案を受け、原案どおり可決。 4.1997年度スタージュ会計決算の件 佐々木滋子スタージュ運営委員より説明を受け、吉田裕氏の監査報告の後、原案どおり可決。 5.1998年度スタージュ予算の件 西山直子スタージュ運営委員の提案を受け、原案どおり可決。 6.1999年度春季大会開催校の件 横浜地区の複数大学(神奈川大学、神奈川外語短期大学、関東学院大学、フェリス女学院大学、横浜国立大学、横浜市立大学)所属の学会員による合同の運営組織による開催が提案され、承認された。会場・開催日については未定で、追って提案されることもあわせて承認された。合同の準備委員会を代表して、佐藤東洋麿氏(横浜国立大学)の挨拶があった。 7.その他 ・退任される霜山恭子書記に、牛場暁夫前幹事長より、感謝の言葉とともに、記念品が贈呈された。 ・学会員善本孝氏が、勤務校から不当な解雇を受けたと考えられるので、学会として対応を要望する旨の緊急動議の提案があった。動議には支持があって議題とされ、「善本孝さんを支援する会」による趣旨説明の後討議に入り、幹事長より、幹事会が本件について事実関係の把握に努め、その結果を総会に報告しつつ、対応にあたることが提案され、承認された。 |