松浦 寿夫氏講演会(於:名古屋外国語大学)
9月28日(月)、東京外国語大学教授 松浦寿夫先生を 名古屋外国語大学へお招きし、その作品が「描画された詩」ともいわれる近代画家・彫刻家 サイ・トゥオンブリについての考察をお話いただきます。
講演タイトル:「自ずから到来するもの―詩と絵画」
日時:9月28日 月曜日 17:00~18:30
会場:名古屋外国語大学 701講義室〈7号館地下1階〉
講師:松浦 寿夫(東京外大教授・画家・美術評論家)
(予約不要)
概要: 今年8月末まで、サイ・トゥオンブリの日本での最初の回顧展が東京の原美術館で開催されました。紙という媒体を用い た作品のみの展示に集約されましたが、この限定的な選択が逆に、トゥオンブリの作品の備える特質を際出せたという意味で、貴重な展覧会であったといえるはずです。この画家の作品 の特質をごく簡単に要約すれば、何が紙面に描かれたかということ以上に、この出発点として目の前にある紙が、絵画的な出来事 の到来によって、大きな変貌を遂げる点にあります。あるいは、この紙は、自らに降りかかってくる驟雨のような感覚の刻印を受け入れる度ごとに、自らの様態 を変貌させつつあるといえるかもしれません。そして、この紙という物質的な存在が、ひとつひとつの刻印に震えながら、自らの様態を変貌させ、自ずから詩的な特質を実現する過程を検討してみたいと思います。また、この問題に取り組む回路として、ルクレティウス、バルザックの読者としてのセザンヌにも迂回してみたいと思います。
詳細はURL先のPDFファイルを確認ください
http://www.nufs.ac.jp/cms/cms-files/20150907-202345-8998.pdf
事前申込みは不要です。直接、701教室までお越しください。
交通アクセス: 名古屋市営地下鉄東山線「上社」駅 および 鶴舞線「赤池」駅より、大学専用バスで15分(講演会ご参加の方は無料でご乗車いただけます。乗車の際、運転手に本講演会ご参加の旨お伝えください。)
http://www.nufs.ac.jp/static/map/access.html
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問合せ先:
名古屋外国語大学
ワールドリベラルアーツセンター事務室