学会からのお知らせ

2020年3月31日 12時50分 [sjllf]

コロナウイルス感染症拡大に伴う2020年度春季大会中止の告知

令和2331

日本フランス語フランス文学会

会長 石井洋二郎

会員各位

 

コロナウイルス感染症拡大に伴う2020年度春季大会(予定会場:

慶應義塾大学日吉キャンパス、開催予定日530日、31日)の中止の告知

 

 新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に伴う昨今の国内情勢に鑑み、2020年度春季大会開催予定校の慶應義塾大学から、まことに残念ながら530日・31日に予定されていた春季大会の開催は辞退せざるをえないとの申し出がありました。この申し出を受け、上記春季大会の開催中止を会長提案とする臨時役員会を2020329日から331日(30日に審議終了)に招集し、緊急のメール審議を行った結果、全会一致で大会開催中止を可とする決議を得ましたので、ここにお知らせいたします。

 なお、本来は大会の開催ならびに中止は総会の審議事項ですが、臨時総会の開催が実質的に困難であり、かつ迅速な判断が求められることから、今回限りの特別措置として、「会則」第21条①に「総会に次ぐ議決機関」と定められている役員会で審議をおこなったものです。詳細な経緯については「【付記】臨時役員会招集の趣旨」をご参照ください。なお、臨時役員会での決議はあくまでも緊急事態を受けてのものであり、後日、書面による臨時総会であらためて事後承諾をお願いすることとさせていただきます。

                                        以上

 

【付記】

臨時役員会招集の趣旨

 

 新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に伴う政府あるいは東京都等の対応策に鑑み、日本フランス語フランス文学会2020年度春季大会開催校の慶應義塾大学(日吉キャンパス)から、まことに残念ではあるが530日・31日に予定されていた春季大会は中止せざるをえない情勢であるとの申し出があった。この申し出を受け、大会開催中止の可否について審議・決定するべく、臨時役員会を招集するものである。

 学会の基本規程は「会則」であり、その第2章第5条の①-1に、「全国大会の開催」が事業の1つとして書かれている。この条項を受け、「運営規則」の第1章①に、全国大会は「年2回開催する」、③に、「大会開催の場所と日程は、幹事会が原案を作成し、総会でこれを決定する」と定めれている。すなわち大会の開催決定は総会の審議事項であり、慶應大学での春季大会開催もこの規則に基づいて総会で審議・決定されたものであるから、その中止についても同様に総会での審議・決定が必要になる。

 しかしながら、昨今の情勢からその総会自体が開催困難であり、現実的には郵送による臨時総会の開催しか手段がない。ただ、この方法によって意思決定するには少なからず時間がかかるため、主催校や発表予定者に多大の不利益の発生することが予見される。本件については迅速な意思決定が必須であると考えられるので、別の手続きを考えざるをえない。

 「会則」の第5章第20条①には、「総会は、本会最高の議決機関」と定められているが、第21条①に「役員会は、総会に次ぐ議決機関であり」とあり、役員会も「議決機関」であることが認められている。したがって、今回は緊急事態による特別措置として役員会において大会開催中止の可否を議決し、総会には事後承諾の形でこれを諮るのが最善の方法であると判断した。この手続きは今回限りのものであり、前例とはしない。

 「会則」第21条④に「役員会は、総会開催に先立って会長がこれを招集し」とあることに基づき、本臨時役員会を会長名で招集するものである。

 なお、本臨時役員会メール審議で諮るのは「大会中止」の可否についてのみである。中止した場合の代替措置の有無など、これに付随するさまざまな課題については、メールでの意見聴取は行うものの、今回の審議対象とはしないものとする。

 役員会での議決が得られたら、可及的速やかに学会HPでその結果を公表する。告知文にはこの決定があくまでも緊急事態を受けての役員会におけるものであり、後日、書面による臨時総会であらためて事後承諾を得ることを明記するものとする。

                                       以上